企業からの引く手数多・好待遇の「エンジニア」という仕事の魅力
2020年07月15日
目次
- 1.今最も魅力的な仕事の一つ「エンジニア」とは
- 2.「エンジニア」「プログラミング」は理系だけのもの、という誤解
- 3.「エンジニア」の仕事内容は?
- 4.実際にエンジニアを目指すには?
- 5.プログラミングを学ぶ方法って?
1.今最も魅力的な仕事の一つ「エンジニア」とは
世界の企業時価総額ランキングの上位を占めるGAFA*に始まり、大きな価値を生み出し経済の中心にもなりつつあるIT企業。日本でも、ヤフー・楽天などの大手企業、ベンチャーから創業10年足らずで大企業へと成長したメルカリやスマートニュースなど、IT企業の成長は目覚ましく、就職先として検討している方も多いのではないでしょうか。
そうしたIT企業の根幹を支えているのが、エンジニアの存在。
エンジニアがいなければ、ITサービスは生まれません。
また、エンジニアの需要は、IT業界でも高まりを見せています。X-techという言葉を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
金融をテクノロジーの力で改革するFinTechなど、旧来の業界もIT化が進んでいます。
そうした背景から、ITの根幹を担う「エンジニア」は必要不可欠。
しかし、日本国内にはIT技術者が不足しており、2020年には36.9万人、2030年には79万人のエンジニアが不足するとも言われています。
これは裏を返せば、エンジニアはそれだけ市場価値が高いということ。スキルの高いエンジニアは引く手数多で、様々な企業が好待遇での採用を行う、まさに最も魅力的な仕事の一つと言えるでしょう。
実際に、Webエンジニアの平均は532万円、ITアーキテクトと呼ばれる、プログラマーやシステムエンジニアの上級役職では平均778万円など、国税庁が平成30年度に発表した日本の平均年収441万円よりも高い業種が多く、数値を見ても、エンジニアという仕事の需要の高さが伺えます。
産業の中心となるITの領域で価値を生み出すという仕事、引く手数多で好待遇という魅力的なキャリア。そんなエンジニアという職業に、皆さんもチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
2.「エンジニア」「プログラミング」は理系だけのもの、という誤解
エンジニアのキャリアは魅力的、とわかったところで
「プログラミングなんてできない…」
「理系の学生じゃないとエンジニアにはなれない」
そう考えている人もいるのでは。
これはよくある誤解ですが、実はそうとも言い切れません。独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の調査によると、エンジニアの3人に1人は文系出身だそうです。
プログラミング教育の普及やIT業界の発達により文系学部であってもプログラミングを学ぶことができる学部は増えてきています。
明治大学の情報コミュニケーション学部や東京外国語大学など文系学部・大学でも教養科目として学ぶことができるようになってきており、プログラミングは理系だけのものとは言えなくなってきています。
理系学部で学ぶプログラミングの講義においても、内容は基礎分野など実務的なプログラミングとは離れていることが多く、スキル単体では大きな差があるとは言えません。
そのため、文系出身でも活躍しているエンジニアが大勢いるのです。
もちろん、最先端企業などでは、スキルや学生時代の開発経験などを重要視している企業もあります。
しかし一方で新卒採用においては、ポテンシャルを重視し、即戦力としてのスキルよりも「コミュニケーション能力」や「好奇心」「エンジニアリングへの関心」を重要視する会社も多いです。
イメージとは違って、エンジニアは文系でも目指すことができるのですね。
3.「エンジニア」の仕事内容は?
では「エンジニア」とは、実際にどんな仕事をする職業なのでしょうか?
一口に「エンジニア」と言っても、その仕事は多種多様。プログラミング言語も多種多様なものがあり、それによっても仕事が左右されます。
今回は、エンジニアの仕事について簡単に知るために、皆さんにも身近なエンジニアの仕事をご紹介します。
Webエンジニア
<業務内容>
いわゆる「Webサイト」を開発するのがWebエンジニアです。
Webエンジニアには、フロントエンド と バックエンド という2つの種類の領域があります。
フロントエンドエンジニア とは
普段みなさんがスマートフォンで見ているWebサイトの見た目の部分を開発します。
単に「このサイトおしゃれだな」と思ってもらえるように開発するのではなく、ユーザーの視点に立ち、「触ってみたい」と思ってもらえるようページ全体のレイアウトをデザインしていくスキルは今後拡大していくIT業界においてさらに需要の高いスキルになっていくでしょう。
そんな消費者目線に立ち、常に流行を追いかけるフロントエンドエンジニアの平均年収は548万円となっており、不動産業界のフロントエンドエンジニアの平均年収は584万円と
業界によっては平均以上に給与をもらえる職業です。
バックエンドエンジニア とは
普段みなさんの目には触れないWebサイトのデータベース部分を開発するエンジニアです。
商品を検索した時にデータベースから該当する商品の情報を持ってきて表示できるようにしたり、個人情報などを保護する不正アクセスを防止するセキュリティ面を担ったりと目には見えない大事な機能の開発を行います。
フロントエンジニアと同様バックエンジニアは既存のITサービスの運用・新たなITサービスが生まれる度に必要とされるため今後も需要が伸びていく職業であると言えます。
そんな人々の生活をより豊かにするサービスの根幹を支えていくバックエンドエンジニアの年収は
400~800万円と担当する領域の種類や規模によって上下しますが年功序列でなく、スキル次第で高収入を目指せる職業のため、就職前にインターンなどで経験を積んでおくことでスタート地点を引き上げることができます。
<使用する言語>
Java、PHP、HTML/CSS、JavaScript、Python
アプリケーションエンジニア
<業務内容>
いわゆる「スマートフォンアプリ」や「Webアプリ」を開発するのがアプリケーションエンジニアです。
皆さんが日常で使うTwitterやFacebook、instagramなどのスマートフォンアプリや、それをweb上でも使用できるような「Webアプリ」の開発を行います。
業務内容としてはwebエンジニアのフロントエンド/バックエンド両方を行う領域の広いものとなりますがその分年収も比例しています。
皆さんが日頃多くのアプリを使用しているように、スマートフォンの普及に伴ってアプリケーションエンジニアは非常に重要な仕事になりました。
日本のユーザーだけでなく世界中のユーザーにサービスを届けることができる
アプリケーションエンジニアの可能性はまだまだこれから広がると言えます。
開発内容に関してもそれぞれ異なる機能を開発する必要があるため、AIなどに代替されるルーティーンワークのような要素は少なく、安定して需要が高まっていく職種と言えるでしょう。
そんなアプリケーションエンジニアの平均年収は551万円と一般的な平均年収よりも高く
30台前半では最大年収1500万円を目指すこともできる職業です。
<使用する言語>
Android端末向け言語: Kotlin
iOS端末向け言語:Swift
ゲーム開発エンジニア
<業務内容>
「ゲームが好き」という点からエンジニアに興味を持つ人も多いのではないでしょうか。
ゲームエンジニアは、プランナーの企画を元に家庭用ゲームやスマートフォンのゲームアプリの開発を行います。
ゲームのプログラムを組み上げ、軽微なバグなどを修正して完璧な状態で世の中に送り出すゲームエンジニア。
バグの修正や仕様の変更などが多いためきついとも言われる職業ですが、送り出したゲームがユーザーから評価された時やりがいはとても大きなものです。
オンラインゲームやソーシャルゲームなど盛り上がりを見せるゲーム業界。
VRなどの技術の普及によってゲーム業界はさらに進歩していくと言われています。
IDC Japanの調査によると世界のVR/AR市場は2023年には17兆円規模に達する予測が立てられており、今後もさらに需要の高まる職種になっていくでしょう。
そんなゲーム開発エンジニアの平均年収は平均年収よりも高い460万円となっています。
4.実際にエンジニアを目指すには?
未経験からでも大丈夫?
先ほどもお伝えした通り、多くの企業では未経験からでの就職も可能です。
未経験の場合は、一般的な適性検査や面接に加えて、プログラミングに対してのポテンシャルを測るため論理的思考力を測るテストや面接が課されるケースが多いです。
とはいえ、未経験で採用されたものの、エンジニアの仕事やプログラミングがなんとなく合わない…そんな自体に陥ってしまってはもったいないですよね。
未経験だけど興味がある、そんな方は、一度プログラミングを経験してみるのもオススメです。
開発経験は大きな武器になる
もちろん、プログラミングスキルや開発経験はプラスの評価になります。
すでに開発を通じて成果物を残している学生や、技術系の資格を取得している学生は評価されるでしょう。
一方で、全国の大学生の中でプログラミングを学習しオリジナルの成果物を開発する学生は1%ほどだそうです。
何か成果物を生み出すためには、プログラミングスキルだけでなく、企画力や開発スケジュールの管理、あるいは成果物を生み出すまでの実行力や行動力などの能力も必要になります。
そうしたハードルの高さからも、プログラミングを勉強したことはあっても、オリジナルの成果物を開発するところまでにはたどり着かないことがほとんどのようです。
技術力を測るためにこれまでの制作物の提出(ポートフォリオ)を課されるケースも多いので、エンジニア職に強い興味を持つ人は、自らのスキルをより高めたり、なんらかの開発経験を得ておくのがオススメです。
選考の流れ
ではエンジニアとしての就職活動はどのような流れで進んでいくのか説明していきます。
エンジニアとしての就職活動には全くの未経験からのポテンシャル採用と経験者採用が存在し、技術試験の有無などそれぞれ選考フローも異なっています。
<ポテンシャル選考>
全くの未経験からの採用の場合、その名の通りエンジニアとしてのポテンシャルを見込まれて採用されることになります。
ポテンシャル採用では内定後や入社後の育成を前提としての採用となるため実務での経験や開発経験ではなく、将来性や業界への興味関心・人間性など一般的な就職活動で重視される項目がそのまま重視される傾向にあります。
<選考フロー>
エントリーシート→テスト→面接複数回→内定
という流れとなっています。
選考フローは一般的な選考と大きくは変わりませんが、学生のポテンシャルを見極めるために
「なぜエンジニアになりたいのか」
「エンジニアへの適性がどこにあるのか」
「エンジニアとしての将来のキャリアについて」
「最近興味のある技術について」
など
面接時に業種に沿った質問が多くされる傾向にあるため、
未経験からポテンシャル採用を目指すと言っても充分な対策が必要とされます。
就職活動をしている際にエンジニアという職業に興味が湧いたという方はポテンシャル採用に挑戦してみるのも良いかもしれませんね。
<経験者選考>
エンジニアの選考対策は一般的な就職活動でも行われる面接などに加えて
技術面での選考も行われることがほとんどです。
中でも実際のプログラミング経験やスキルが問われるエントリーシートやポートフォリオは
選考を有利に進める上で重要な役割を担うことになるためポテンシャル採用と比べて選考まで開発を行うことや、スキルを磨いたり、資格取得に励むなど技術面でも選考対策を行う必要があります。
<選考フロー>
エントリーシート→テスト→技術試験/面接(複数回)→内定
という流れとなっています。
経験者選考で実施される項目について簡単に説明していきます。
ポートフォリオ:
ポートフォリオでは
開発したプロダクトのコードをみて評価を行う形式や
開発時に苦労したこと、工夫した機能についての質問などが行われます。
そのため、高評価を得るためには技術領域や開発環境など自身のスキルセットを示すことができるようなポートフォリオにできることが重要となります。
Webテスト:
Webテストが実施されている企業では「CAB」と呼ばれる論理的思考能力や計算処理能力を問う筆記試験などが行われます。
エンジニア志望向けのテストでSPIなどのテストとは違い、特定の能力を測る内容になっているため、早めの対策が必要です。
プログラミングテスト(技術面接):
経験者採用の関門となるプログラミングテスト。
プログラミングテストにはいくつかのパターンがあり
- プログラミングへの基礎知識を問うような、webテストのような問題のパターン
- 実際に言語を用いて制限時間内に開発を行コーディングテストのパターン
- ホワイトボードにその場でコーディングをし、説明が求められるようなパターン
など企業によって様々となるため、経験者採用を受ける場合は志望企業の選考情報を調べ対策を充分に行うことが必要となります。
5.プログラミングを学ぶ方法って?
これまでの記事を読んでみて、エンジニアを目指すためにプログラミングを学んでみたい!
そう感じた方向けに、
プログラミングを学ぶ方法や期間について簡単に解説していきます。
学ぶ方法
プログラミングを学ぶには、独学とスクールの2つの方法があります。
<独学>
独学での学ぶ場合は、参考書やProgateなど無料サイトでの学習がオススメです。
費用も安く済み、自分のペースで学習を進めることができることがメリットとしてあげられるでしょう。
一方で、
- わからない時に質問できる人がいないこと
- 何から学ぶべきかわからない
- 環境構築(自分のPCでプログラミングができる状態にすること)が難しい といったデメリットも存在します。
独学でのプログラミング学習の継続率は10%程度と言われており、ほとんどの人が挫折しているのも事実。
継続して努力するモチベーションの管理が必要になってきます。
<スクール>
スクールで学ぶメリットは、学習スケジュールが明確であることや、いつでも質問できる環境が整っていること。
教える側も、受講生がつまづきやすいポイントを熟知していることから、効率的に学習を進めることができます。
スクールに通うデメリットは費用。
多くのプログラミングスクールは社会人向けのため、料金が20万円から30万円と高額なものが多く、なかなか手を出しにくい人も多いです。
学ぶ期間はどれくらい必要?
未経験者がアプリを開発するためには、基礎学習から簡単なアプリの開発までが50時間ほど、
設計書からアプリ開発までには200時間ほどかかると言われています。
いきなり思い立って、200時間勉強し続けるのはなかなか難しいですよね。
その点、スクールは効率的に学習を進めるサポートやスケジュール管理、また周囲の学習仲間との関わりもあるので、カリキュラム以上の価値があると思います。
授業やサークルなどで忙しい学生、インターンや選考対策に時間を割かねばならない就活生にとって
時間の使い方は非常に重要ですから、短期間で効率良く学ぶならスクールがよりオススメです。
大学生向けプログラミングスクール「GeekSalon」
ここまで、エンジニアという職業や、プログラミング学習について解説をしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
プログラミングというハードルはありながらも、今後非常に魅力的な職種であるエンジニア、興味を持った方は、ぜひより深く知ってみてはいかがでしょうか。
大学生限定プログラミングコミュニティGeekSalonでは、
未経験から3ヶ月でオリジナルアプリを開発するカリキュラムを提供しています。
- 1人ひとりに専属のメンターがつき、質問や学習スケジュール管理などをサポート
- オンライン教材もあるので、隙間時間を使って学習が可能
- オリジナルアプリの開発をゴールとするため、就活を踏まえたポートフォリオの作成も可能
といった特徴で、学生のプログラミング習得をサポートしています。
大学生向けのサービスですので、一般的な社会人向けスクールよりも費用も控えめとなっています。
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